昨年9月の乙女文楽フランス公演中に壊死した両足の親指の爪が先週とれました

最初、左足親指の爪がカパカパし始めたので、これはやばい!何かにひっかけたらべりっといきそう
と、バンソーコーでガードをしたら、予想外に右足親指の爪がぽろっとはずれました
でてきたのは、まさにソフトシェル 蟹の脱皮ってこんな感じなのかしらね 

あ”-、本番前に勘弁してよー と思い、一応バンソーコーでカードしたけれど、
上演会場が靴を脱いで上がる場所だった為、うっかり足の先に何かがぶつかると
 』となっていました。

楽日翌日、整形外科へリハビリに行ったついでに久しぶりに診察してもらった時のこと。

私の前に診察されていた年配の女性と先生の会話

『折れてますね』

『え”っ』

『骨折です』

『でも、先生、指うごくんですよ』

『動いても折れてます。動かなくて折れていないこともあるしね』

『…え、でも…』

『見て下さい(多分レントゲン写真をみている)、ここ、ここにヒビ入ってますよね、ずれてるし』

『あー、この痛みは折れてるからなんですか?あらー』

あぁ、わかるわかる。ちょうど1年前の自分がフラッシュバック。
あるファミレスの入口の段差から落ちたあの日の私。
みるみる腫れあがる足首。全く歩けない状態に陥りながらも
『ちょっと足首ひねっちゃった湿布しておこー』と自己診察。
翌日、立ち上がることすらできなくなってタクシーで病院へ。
先生から 『 なんでその場で救急車呼ばなかったの  』 というお言葉が・・・・・。
まぁ、靭帯損傷ってやつだったわけですけれど、その数ヶ月後
『 これは、骨折っちゃった方が直りはやかったかもねー 』 という容赦ないお言葉も頂き、
ああ、認めたくないよね。とカーテンの向こう側でわかるわぁとなったわけです。

話しそれたけれど、久しぶりの診察で、取れかかっている爪をバチバチ  切って頂きました
ソフトシェルアゲイン